自動販売機は、景気が良かったころに大きく売り上げを伸ばし、景気が悪くなるとともに、設置台数は増えるのですが、売り上げは伸び悩んでいました。
ところが、最近になり自動販売機にさまざまな改良を加えたり格安で飲み物を売却することで再び世間から注目されるようになりました。結果的に、設置台数は現在でも伸びています。
道を歩いていると自動販売機が設置されている場所は多く、数台並んでいるのはしっかりとした利益が出る証拠でもあります。

2年ぶりの帰省でびっくり

大学時代から実家を出ていましたが、大学卒業後も実家には帰っていませんでした。2年ぶりに帰省すると、なんと実家の入口のところに自動販売機が設置されていました。まさか、自宅の父親がおいたと思いませんでしたので、冗談半分で「あの自動販売機はわが家のでしょ」と聞いてみたところ、父親は首を縦に振りました。

なぜそのようなものを購入したのかわかりませんでしたが、父親に詳しく話しを聞いてみたところ、自動販売機を購入するのではなく、レンタルするのが一般的だそうです。そこで、どれぐらいの料金がかかったのか聞いてみたところ、まったくお金はかからなかったそうです。

昔、どこかで自動販売機を借りる時にいくらかお金を払ったといった話しを聞いたことがありました。ですがそれはたまたま業者が違うのか、時代が違うのかわかりませんが、父親の場合は1円も払ってないとのことです。
どのように収入になるかといえば、業者と父親で売り上げ分を折半するのだそうです。

煌々と輝く自動販売機さま(笑)

我が家に数日泊まりましたが、夜になり外を見てみると、煌々と光り輝いています。光り輝くのは、近所迷惑ではないかと思う人がいるかもしれませんが、わが家の近くはそれほど住宅がなくむしろ暗い夜道になりがちです。そこに、自動販売機があることで、夜の時間帯の防犯対策にもなっているとのことでした。

父親としては臨時収入が欲しくて始めたビジネスですが、いつの間にか町の防犯対策にもなっていたとは知りませんでした。最近は自動販売機は様々な点にメリットがあるため、昔より設置しやすくなったようです。

例えば、昔の自動販売機に比べると厚みがなくなったため、わずかなすき間でも設置することができます。また、昔に比べると電気代もかからず、ランニングコストもそれほど高くないため利益が出やすいというわけです。

いろいろ調べてみると、時代によって随分と変わってくるものだと思いました。夜眠れなくなった時、私は自動販売機で炭酸飲料を購入してみました。とてもありがたい存在です。

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